インカ帝国時代から摂取されているマカ

日本でも今注目されているマカはアミノ酸含有量、その種類共に多く、滋養強壮のサプリメントなどとして人気があります。
マカの故郷はペルー、非常に厳しい環境の高地でもともとは自然に育ったものが珍重され、特権階級の方々だけが食すものだったといわれています。
古くはインカ帝国時代にまでさかのぼるといわれているマカの歴史があります。

インカ帝国というのは15世紀ごろに築かれた幻の王国と呼ばれています。
インカ帝国の都市として、日本でも海外旅行先として大人気を誇っている天空の城「マチュピチュ」遺跡は、そのインカ帝国の都市だったとされています。
ペルーの高地に存在するマチュピチュは考えられないような場所にある遺跡で、雲が覆うとまるで天空に浮かんでいるようにも見える幻想的な遺跡です。
この遺跡こそ、インカ帝国の都市ではないかといわれているのです。

ペルーのアンデス山脈は非常に厳しい環境で、植物などもなかなか生き抜いていけないといわれている土地です。
でもそんな厳しい環境の中、土中でその周りの成分を吸い尽くすように育っていくのがマカという植物です。
土の上にはまるで地を這うようにその葉を大きく広げて、根はカブのようなイメージです。
この根の部分に地中の栄養素が豊富に含まれています。

人の体を構成するアミノ酸が多種多様に含まれ、又その含有量もそのほかの植物にはない量を持ち、アンデスでも幻の秘草として名高かったとされている植物ですから、特権階級の方々しか口にできなかったというのもうなずけます。
現在、ペルーから加工された状態で日本にも輸出されているこのマカという特別な植物は、私たち現代人の健康を支える要素をたくさん持っています。

アンデス人参と呼ばれるこの植物がインカ帝国という古い時代からペルーで受け継がれてきたのです。
私たちは現在に生きながら古くから珍重されてきたこの植物を、健康に活かすために利用できるのですから、これは本当に素晴らしい事であり、自然の恵みに感謝しなければなりません。